– 新しい治療薬による片頭痛治療 –
矢木脳神経外科病院
脳神経外科では
新しい治療薬を使った
片頭痛治療を行っています
~外来診療日[月~土 午前・午後]すべての脳神経外科外来で診察可能~
頭痛で来院される患者様の中には[片頭痛]と診断される方が若い方や女性を中心に多くいらっしゃいます。
片頭痛の方は予防薬を毎日内服し、痛みが出た時には鎮痛剤を服用するなど、日々いつ頭痛が来るのかと不安を持ちながら生活される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな慢性片頭痛の方へ今までとは全く異なる新薬が保険診療にて承認され、当院で使用可能となりました。
新しい治療薬については厚生労働省から厳格な最適使用推進ガイドラインが作成されていますが、矢木脳神経外科病院では診察に最適な設備を備える施設要件はもとより、脳領域のエキスパートである「日本脳神経外科学会専門医」「日本頭痛学会専門医」が診察時間すべてに常勤しており、この新薬の取扱が可能な体制を整えています。
当院脳神経外科の医師には日本脳神経外科学会専門医・指導医も数多く在籍し、経験豊富で患者様への熱い思いを持って日々治療に取り組み、医師としてより良い医療を患者様へ提供できるよう常にスキルアップにも励んでおります。また、当院の大きなビジョンとして、脳神経外科・整形外科専門病院として地域社会に貢献し「ここにきてよかった」「ここで治療してよかった」と思っていただけるように全力を尽くしています。片頭痛はいつ起こるかわからない痛みや不安など、生活に様々な支障をきたします。片頭痛にお悩みの皆様に安心してお過ごしいただけるよう、専門医によりサポートさせていただきますので、当院までお気軽にご相談ください。
モノクローナル抗体製剤について
片頭痛の痛みは、脳の硬膜や三叉神経にあるCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が増加することで、硬膜の血管を拡張させることで神経の圧迫や炎症をきたすことで起こるとされています。
新しいタイプの片頭痛治療薬の注射薬は、このCGRPの働きを抑えることで片頭痛の発作を抑えると考えられています(月に1回の皮下注射を行う)。
臨床試験では、治療期間中の1か月当たりの片頭痛日数が約5日減少した。6か月間の使用で片頭痛発作の回数が減った人の割合は、50%減少したのは約60%、75%減少が約35%、100%減少したのは約10%と言う報告があります。
気になる副作用ですが、注射部位疼痛(14.9%)、注射部位反応(紅斑、掻痒感、内出血、腫脹等)(14.9%)など軽度の副作用が見られます。なお、重大な副作用として「重篤な過敏症反応(頻度不明)」がありますが、審査報告書を見る限り、臨床試験ではそこまで高頻度に認められているわけではなさそうです。心配な方は、接種時に医師にご確認ください。
なお、これらの注射薬は、モノクローナル抗体製剤であるため薬価は高くなる傾向にあります。(費用についてはご相談ください)
医療関係者のみなさまへ
当院(一次脳卒中センター認定)は頭痛外来を設置し、新薬での片頭痛治療を行っています。
新薬取り扱いに必要な施設要件であるCT・MRIの設置について、人工知能(AI)を搭載した最新CT装置Revolution Maxima (64列) / GE社製を常設しております。 従来のCT装置に比べ、画質の向上・スキャン時間の短縮・被ばく線量の大幅な低減・メタルアーチファクト等のノイズ低減ができ、短時間で広範囲の高精細な撮影が可能です。他にも最新鋭脳血管内治療用血管撮影装置Azurion7 B20/15や、脳画像の表示・解析・処理を行う最新の医用画像ソフトウエア(RAPID:米国製)も導入しています。
また、脳神経外科医 山田 圭一(脳神経外科統括部長 脳血管内治療部 部長兼務 [医学博士])をはじめ当院医師は脳卒中等をテーマにオンラインセミナーや勉強会等で座長を務める等日々患者様の声を聴き、またお力になれるよう研鑽しております。患者様へ安心して治療をお受けいただける様、誠意をもって対応いたしますので、片頭痛にお悩みの患者様がいらっしゃいましたら下記、医療連携室までご紹介ください。
矢木脳神経外科病院 医療連携室
〒537-0011 大阪府大阪市東成区東今里2-12-13
[ TEL ] 06-6978-2337 [ FAX ] 06-6978-2338
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